
内申書とは高校受験をする生徒が「中学校のときにどんな生徒で、どんな状況だったのか」を高校に伝える
ための資料で、合否を判断する材料となるものです。
内申書は大きく分けて、【学力に関する部分】と【個人の性格や行動の記録の部分】で構成されています。
■内申書に書かれる主な4項目
<学力に関する部分>
1.中学校での成績(通知表の数字)
●通知表の成績(英語が「4」、美術が「3」など)が学校に報告されます。
地域によっては、内申書の内容を生徒や保護者の方に公開するところもあります。
●通知表で「1」がつくと、不利になることもあります。
●基本的に中1から中3の2学期までの成績が報告されます。
<個人の性格や行動の記録>
2.欠席・遅刻の日数
●欠席・遅刻は、年間10日以内ならまず問題ありません。
でも、もし年間60日以上の欠席がある場合、病気や怪我などのハッキリした理由がなければ、
不利になってしまいます。私立高校を受験する多い生徒は個別相談会の席で事情を説明しましょう。
3.特別活動や記録
●学級委員や部活の部長を務めたり、○○大会優勝などの実績があったりなど、
勉強以外の活動で有利なことがあれば記入します。
●偏差値40台の私立高校では、「英検3級」などの資格が、学力を示す武器になります。
4.生活態度
●高校受験で気になる「基本的な生活習慣」「責任感」「公共心」などの項目を、A・B・Cの3段階で評価します。
Cがつくと相当不利になりますが、よほどのことがなければまずつかないでしょう。
■内申点アップの秘訣!
「観点別評価」を上げることが、内申点アップの秘訣!!下の3つのポイントを強化することで、 内申点アップにつながります。ぜひ実践してみてください☆
※観点別評価とは、教科ごとに4〜5つの観点にわけて評定を決める方法のこと
秘訣その1:授業中の発言回数を増やそう!
授業中に積極的に挙手をして発言回数を増やしましょう!発言の回数だけでなく、中身も重要。 「事実」は事実として述べ、「意見」は意見として述べたり、結論を先に述べて後から理由を述べるなど、 わかりやすい発言の工夫も大切です。
秘訣その2:ペア練習・グループ発表も大事
英語や社会など、活動が中心になる教科は、ペア練習やグループ発表なども評価の対象になるので、 気をつけましょう!
秘訣その3:提出物は期限を守ろう!
課題などの提出物は必ず期限内に提出しましょう。その際に見出しをつけたり、重要なところは色ペンで 協調するなどして見やすさをアピールすると、ポイントもグーンとアップ☆
■内申書の誤解
お子さんや保護者の方の中には、「個人の性格や行動の記録の部分」を内申点だと誤解されている方も
多いようです。でも、私たちが心配している内申点は、「学力に関する部分」です。
遅刻・早退・欠席が多い、掃除をサボる、部活を辞めるなどということは、よほどひどい状況でなければ
入試の合否にほとんど影響ありません。参考程度だと思ってください。
(欠席ゼロなら+10点、欠席が多ければ−10点などと数値化することもありません。)
■絶対評価の影響
数年前までは「相対評価」といって、通知票の1から5の成績がそれぞれ何%の割合にならなければいけないと 決まっていました。
たとえば「5」をつけられる生徒は7%と決まっていたので、仮にクラス全員がとても良い成績で も、「1」を7%つけなくてはならなかったのです。
しかし新学習指導要領の実施にともない、今では成績を決める
上で、そういった制限がない「絶対評価」になりました。
何人の生徒に「5」をつけるかは先生の自由なので、 極端に言えばクラス全員が良い成績なら全員に「5」をつけることもできます。この「絶対評価」の影響で、一般入試 の時に内申よりも入試テストの学力を重視する傾向が強まってきました。
「入試の点数」と「内申点」の比率を<7:3>や<6:4>にする学校が増えてきています。
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